団体紹介

SHG岡山県発達障害当事者会「どろだんごの会」

 

月に 1 回、定期的ではありませんが、土曜か日曜に、倉敷市内で 20 ~ 30 名ほど集まって、茶話会をしています。同じ困難や悩みを持つ仲間が集まり、体験や心情を分かち合い、よりよく生きるための情報を交換しています。

SHG(セルフヘルプグループ)とは、「本人の会」という意味です。成人の当事者がメインですが、支援者、保護者など発達障害に関わる様々な方々が集まり、当事者本人の気持ちや生き方について、みんなで話し合っています。しかし、ここは相談機関ではありません。問題解決してくれる場所でもありません。世話人も参加者も対等な立場であり、メンバー同士で相談したり、意見を出し合ったりしています。

SHGでは、誰もが課題を解決する力を持っていると考えており、この活動を通して自分を知り、自分の課題に向き合い、ありのままを受け入れて自分らしく生きていこうと、本来の元気を取り戻すことを目的としています。障害を隠さなくてもいい、できないところもさらけだせる、否定されない、怒られない、自分の存在を認めてくれる、そんな場所があってもいいんではないかと思って作りました。

みんなが安心して過ごせる場所にするために、一定のルールはありますが、それさえ守っていただければ何をしても構いません。話をする以外にも寝転がったり、絵を書いたり、自分の今の気持ちに素直に行動してくださればと思います。途中参加、途中退出でも全然構いません。申し込みも要らないので、ちょっと行ってみようかなと思ったときに、誰でもいける発達障害当事者の居場所となってくれたらいいなと思っています。

私は、この場所があって救われました。周りの人にはなかなか分かってもらえなかったしんどさを、「分かる分かる~!」と聞いてくれた同じ仲間のありがたみ。先輩仲間からたくさんのヒントをもらうことで、自分自身と向き合えました。こうやって、自分らしく生きられるようになったのも、同じような苦しみを抱えながらもがんばって生きている方々に元気をもらったからです。

私は専門家でもありませんが、私の経験が何か役に立つのであればなんでも話したいと思っています。発達凸凹当事者の方、生きづらいけどがんばって生きているたくさんの同じ仲間にお会いできるのを楽しみにしています。