百⾊の未来は、未来の選択肢を⾒つける相談会を順次開催しています。
相談スタッフは、実際に⽀援に携わっている⼈です、⼀緒に解決のヒントを⾒つけませんか。

 

 

特定非営利活動法人岡山高等学院
代表理事 木村 浩輔

 

相談会『百⾊の未来』が、活動を開始して 2 年が経過しました。これも周りの⽅々のご⽀援の賜物で、⼤変感謝しております。百⾊の未来は、「困っている⼈が、もっと相談しやすくなる⽅法があるのではないだろうか」「⼀団体だけの専⾨性でやるよりも、もっといろいろな専⾨性を持った⼈たちが、⼀緒になって相談にあたった⽅がいいのではないだろうか」「いろんな⽀援者や同じ悩みを抱える⼈たちと出会える場が、県内のいろんな場所にあってもいいのではないだろうか」という思いから始まりました。年間 100 件を超える相談があり、関係団体が連携して相談にあたっています。

私が相談員として、この 2 年間で強く感じたことは、本当に多種多様な相談があることと、相談に来られる⽅は、みなさん本当に悩んでいるということです。まずは、お話を聞き、「協⼒するので急がずにゆっくり⼀緒に考えていきましょう」「⼀度、本⼈に会って、お話を聞いてみましょうか」といった、相⼿の気持ちに寄り添い、ともに歩んでいく姿勢を⼤切にしています。「ご家庭でこういう⾵にしてみはどうでしょうか」「〜にこんなところがあって、⼀度のぞいてみてくださいね」「〜の塾、〜の学校、〜の⽀援機関ならこういう対応をしてもらえると思います」といった、わかる範囲、出来る範囲での具体的な提案や情報提供をすることもあります。⼀度の相談でうまくいかなくても、「うまくいかなかったらまた来てくださいね。また⼀緒に考えましょう」ということもあります。

そして、私⾃⾝が相談に応えられない場合、⼤きな規模の相談会では、その場で、他の相談員にお願いすることが出来るのも、とても⼤きなことです。ふだんの⼩さな相談会でも、その場ではなくとも、「ちょっとその件は私より詳しい⼈に聞かないとわからないので、後⽇また連絡します」「〜の⼈に相談してみてください」と、私が⾃信をもって連絡や紹介ができる仲間がいます。そうして、私⾃⾝の困りごとも解決できています。相談員もひとりぼっちじゃない、相談に来られる⽅もひとりぼっちじゃない、これはとても⼤事なことだと思っています。

今後も「いろんなことに、みんなで⼒を合わせて、前向きに」を柱に進めていきたいと思います。